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大航海小説

プレステ・ジョアンの国 骨の行く先

 ←プレステ・ジョアンの国 古代からの使者!?モケーレ=ムベンベ →プレステ・ジョアンの国 黄金城砦都市へ
主な登場人物:ルシオラ→本編の主人公。やたら海賊に絡まれる可哀そうな冒険者。

ムッツリーノ(ニコラ)→ルシオラの副官で、参謀を務める。経験豊富な錬金術師見習い。

ブラドー(ランスロット)→ルシオラの副官で第二番艦の船長。直情タイプだが、いいヤツ。

名倉たち(船員)→いつも長距離航海に付き合わされる可哀そうな船員たち。

マニュア→ハウサ人の少女。実は精霊の巫女で、モケーレとの出会いによって才能を開花させた。


遺跡に入って3時間ほど経過したルシオラ一行。
少し酸素も薄く、何より妙な熱気と塵と埃で疲労度も増すばかりであった。

道中、見るからに怪しいものや、罠のような仕掛けが幾重にも張り巡らされており、考えて行動するだけでも余計な神経を使う。古来より探検家が遺跡内で命を落とすのは、罠が原因ではなく、神経衰弱によるものが多いという。人間は狭く暗い場所では、多少なりとも恐怖を覚えるものである。その緊張度が極限に達すると運が悪ければ、死を賜ることになるのだと…

「道に迷うことはないにしても、なんとも進みあぐねる場所だな」

ムッツリーノは罠のようなものの形状を記憶しながら前進している。彼は、今でこそ錬金術師の見習いとして生業を得ているが、もともとは士官学校の出であった。それゆえに、罠に関する知識も士官学校時代に教わっているのである。もっとも回避する方法は素人であり、もっぱら仕掛ける方が詳しいのだが。

「罠の形状からしておそらく5~6世紀のもの。この類は“解除するより触れるな”ですから、あまり気に病むものでもないですよ」

ルシオラがそう話すと、名倉たちも納得しながら後ろをゆく。当時の人権思想でいえば、名倉たちが先頭を行くのが普通であるが、人道主義権化のルシオラがそれを許すはずもない。

2時間ほど過ぎた頃、祭壇を発見した一行。
目の前にこんこんと湧き出る水の桶と杓が置かれている。

「数字…杓の大きさが三段階になっていますね。そして置かれた杯が10個。ふぅむ…試しに水をこの小さな杯に入れてみましょうか」

ルシオラは、小さな杓で水をすくうと手前に置いてある小さな杯に注ぎ込んだ。すると、「ガタン」という物音が奥から聞こえる。

「やはり、謎解きか…」

やれやれと言った表情でムッツリーノが髭をなぞる。
承知の通りだが、先刻の一件からブラドーは黙りこくったままだ。
名倉もそれを見てか、ほとんど口を開くものはいない。

「杯の大きさや杓の大きさがあるということは、計算して適切な量の水をこれらに入れよということですかね?私、この手の話はちょっと苦手で…」

顔をポリポリしながら顔を赤らめるマニュア。

「私とて、こういうややこしいのはあまり得意ではないんですけどね。しかし、これは昔私がピラミッド調査の際に、解いたものとほぼ同じものですね。ですから今回はすんなりと行くでしょう。まぁ見ててください」

ルシオラが言うにはこういうことらしい。
3つの杓にはそれぞれ大きさが異なっており、端的に表現をすれば小・中・大の大きさになっている。その杓で水を汲み、10個並べられている杯に注げばいいわけだが、その杯も1~10までの大きさがあり、溢れないように注ぐことがポイントだという。

「よし、これで何かが起こるはずです」

しばらく沈黙が流れたが、手前の祭壇が崩れ、古い宝箱が出てきた。
ルシオラが罠を解除すると、中から骨が出てきた。

「…え!?これのためだけに謎解きしてこんな薄暗いところまでヒーコラしてきたのか!?」

久々のブラドーのセリフがこれである。

「意味のないものをこんな厳めしい箱にわざわざ収めるわけがなかろう。まったくお前は浅慮もたいがいにしないと生きてはゆけぬぞ?」

「大丈夫だ、提督がいるなら死にゃしねぇ」

「私の価値を無駄に上げるのは感心しませんね(苦笑」

などと話しているのだが、確かに骨一本では残念空気全開である。
むしろこの場合、宝箱に何も入っていないほうが夢詰め込めるわけだが…

丁寧に触ってみるがイマイチ効果や意味など、理解するには情報が足りないようだ。
ここはひとまず、イエルワ村まで戻って情報を集めたほうがよさそうである。

一行は遺跡を後にして、一路イエルワに向かって出発した。

イエルワを出発して6日ほど経っていた。

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~ Comment ~

 

原稿料分のお仕事、お疲れ様でしたw
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